毎度おなじみ11月がやってまいりました。どちら様も、お足元に気をつけて行ってらっしゃいませ。はう。

この季節になると、『11月そして12月』の最後の一文をふと思い出して、つい読み返してしまいますわ。

『小久保、無償で巨人へ』（西スポ／西日本新聞／朝刊／ホークス情報）。やっと日本一になれたのに情けない話だ…生え抜きでチームの４番を放出してしまうような球団に未来があるとは思えないですね。まあ素人目にも年棒の高騰はどうなってるねんと思えないことはないわけですが…ダイエー潰れそうだ。

『霊山/高行健(著),飯塚容(訳)』（集英社）→【ｂｋ１】→【amazon】。まだ途中なんですが良い感じです。淡々として地の文が多めの遍歴譚で、固有名詞をそれらしく変えてしまえば何ともマルケスしてますね。たぶん読むのに時間が掛かりそうなたぐいの作品ですけど秋の夜長には似合うのではないでしょうか？思い起こせば「百年の孤独」は読むのに１年ほど掛かったような。オチさえ分かればそれで良いといった読み方に飽きた方にもお勧めできそうです。あと佐藤亜紀さんが好きな方とか？（毛色はだいぶ違うな）