みかんが山積みになってる。ほどよく酸味があって美味しいです。やっぱりただ甘いだけじゃダメだね。

さいきんどうも油ものを取りすぎているので、しばらくみかんとバナナと野菜ジュースで体調を整えよう。知人に頂いた冷凍餃子にすごい量のラードが入っていて、いまだに体の中が油っぽいような気がする。

『ダイエー、２度目の日本シリーズ優勝　ＭＶＰに杉内』（朝日/日本シリーズ）。日本一だ。おめでとう！

『「みどり２号」からの信号途絶える　環境観測技術衛星』（朝日）。これはまた痛いなあ。タイミングわる。

『聖賎記 吉田司対談集/吉田司』（パロル舎）→【ｂｋ１】→【amazon】。思い出したように。時事ネタか？ 吉田司を知らない方も多いでしょうが、石毛博道・島寛征・宮崎学・坪内祐三・中曽根康弘・大田昌秀・森永卓郎・宮台真司・佐高信・赤坂憲雄・川端裕人・佐野眞一・吉岡忍…と対談している各氏の名前に半分くらい聞き覚えがあればけっこう興味深く読めるのではないかと思います。これが出たのは今年の春でちょうど状況も動き始めた頃なので、何であの人たちはこんなこと言ったりやったりしてるんだろうという疑問を読み解くヒントになるんじゃないかなと。私としては、どうして川端裕人がここに出てきてこんな話をしてるんだろうというのが印象的でした。あと本気なのかボケがきてるのか不明な中曽根康弘。(笑)

キンモクセイの薫りが少しずつ弱くなってきて、紅葉もちらほら見られるようになってきました。冬が来る。

『「やらない理由」たり得ず、日本の有人宇宙飛行論議をしばる先入観』（BizTech）。原理主義者から、福音主義者への転向が高らかに謳われているという意味合いで、「宗教みたいで気持ち悪い」ですね。敢えてこの宗教を否定する気持ちにはなりませんけど、私自身が持っている「宇宙開発は完全否定で航空宇宙は無条件肯定」との情けない心証はとうぶん変わりそうにありません。夢も希望もありゃしねえ。

『せちやん 星を聴く人』（講談社）→【ｂｋ１】→【amazon】。「小説現代」2003年4月号から7月号にかけて掲載された連作短編集で、全体として見ればやや長めの中編小説ですね。個人で「SETI」（Search for Extra-Terrestrial Intelligence）に取り組もうとする「せちやん」と「ぼく」との関係を軸にしたSF風味の青春小説だか教養小説でしょうか。枚数がそれほど多くないことを考慮してもそこかしこに描写の薄さと掘り下げの浅さが散見され、私としては「記念碑的な駄作」といった印象を受けました。これまでまったく外れがなかったので驚きと失望を感じましたが、作風がちょっと変わった、もしくは子育てにでも忙しくて創作にまわす余裕がなかったとでも考えておけば宜しいかと思います。ぽつぽつと文庫を読みはじめた『リスクテイカー』（文藝春秋）→【ｂｋ１】→【amazon】はやはり楽しめていて、この作品100ページぶんの満足感にも及ばないなというのが正直なところ。「小説現代」の読者層なども関係してるんでしょうかね？

最低気温が12度とか言ってやがりますよ。3日前は20度くらいだったのに。水もかなり冷たくなってきた。

『中国有人宇宙船、無事帰還　内モンゴル自治区に着陸』（朝日／ニュース特集）。

『枯葉色グッドバイ/樋口有介』（文藝春秋）→【ｂｋ１】→【amazon】。おや、青春ミステリじゃないですよ。とあるマンションで親子三人が惨殺され、たまたま外泊していたひとりの少女が残された。さらに、その少女の友人が公園で殺害される事件が起こり、そこには、過去の事故によって娘を失い、妻とも別れた元刑事のホームレスが暮らしていた。やがて捜査は行き詰まり、新人時代に教えを受けた女刑事は彼に一日二千円の報酬を払い、事件の捜査に対する協力を依頼する――。今回も、トリックらしいトリックはほとんど無く、パズルを解くような楽しみはまったくありません。全体的にトーンが重く、主人公が倦怠と憂鬱をまきちらす様子からは『苦い雨』を連想させられました。近作では、同じく文藝春秋から出ている『魔女』→【ｂｋ１】→【amazon】と似た作風でしょうか？ はたしてこれに800枚、およそ450ページほどの分量が必要だったのかと感じるくらいに個々のエピソードは希薄で、登場人物の立場による情景描写も少なめなので強く印象に残るところがありません。それでも読ませてしまうのは作家としての上手さというものかと思いますが、どうもステレオタイプにすぎる道具立てのように思えます。これはどうなんだろうな。

いきなり寒いっちゅうねん。この気温の変化を激しいと感じるのは単に代謝機能が低下したせいなのか。

『中国初の有人宇宙船「神舟５号」打ち上げ成功』／『ニュース特集：神舟５号打ち上げ』（朝日）。

『有人宇宙船：中国が「神舟５号」打ち上げに成功』（毎日）。

『中国が有人宇宙船打ち上げに成功』（読売）。

『中国初の有人宇宙船、打ち上げ成功　米、旧ソ連に次ぎ３カ国目』（産経）。

私はそう多くない選択肢のなかから毎日新聞を取ってますが、こうやって並べてみると、未だに状況は変わってないかと思う。しかし、右とか左とか下らない理由で新聞という媒体を語る輩が多いですけど、たぶん彼らは一神教で単一民族なんでしょうね。敗戦国の住人には実に相応しい振舞いではあります。とはいえ「保守と反動というシェーマの有効性」等を真面目に考えている私も同じ穴のムジナなのかな？

やはり関連書籍としては『われらの有人宇宙船/松浦晋也』（裳華房）→【ｂｋ１】→【amazon】でしょうか。ソフトカバーでコンパクト、価格もポピュラーサイエンスとしてはお手ごろな1,600円、ｂｋ１やAmazonでも送料無料という買いやすさで巻末には索引と用語解説もついて図版もなかなか豊富です。買ってくれ。

『リスクテイカー/川端裕人』（文藝春秋）→【ｂｋ１】→【amazon】。文庫化されました。単行本が出たのは1999年10月なので、もう4年も経ってるんですね。もう少しだけ早く出して欲しいものだ。9月に出ている『せちやん 星を聴く人』（講談社）→【ｂｋ１】→【amazon】も未読ですが、買うだけは買ってしまいました。いま改めて考えると、「WTC以前のヘッジファンド」というものはもはやSFであるようにも感じられますね。

ひっそりと秋も深まってまいりました。俺にひとこと断ってから深まりやがれと言いたいところです。不毛。

「PSX」。価格は160GB/HDDモデルが79,800円、250GB/HDDモデルが99,800円とのこと。私の予想は69,800円だったのですが、惜しくも外れてしまいました。ゲームに使えるHDDが、余分に要るんだな。

「宇宙科学研究所」。そう言えばと思って見に行ったら、ちゃんとリニューアルされてました。子供向けのコンテンツがあるのはたいへん良いのですが、ぱっと見たところ「宇宙飛行士になるには」という項目が見当たらないのはあまり感心できません。見た目だけ取っ付きやすそうな、大人が作ったカッコ付きの「子供向け」ページに仕上がってるのが不満です。やはり、地球から星までの距離は書いておかないと。

『枯葉色グッドバイ/樋口有介』（文藝春秋）→【ｂｋ１】→【amazon】。新刊。文春からは『魔女』→【ｂｋ１】→【amazon】以来になりますね。夏に『雨の匂い』→【ｂｋ１】→【amazon】が出たばかりなので、ずいぶん早く出版されたように感じる。価格が2,000円と少しばかり高いけど、そのぶん464ページとボリュームのある内容になっています。タイトルも、樋口有介らしくてたいへん好ましい(笑)。読むのが楽しみですね。

ものすごく久しぶりに倒れた。とくに腹痛がひどくて痛みをこらえながら床に伏す。正露丸さん有り難う。

こんなことがあると、やはり常備薬は必要だなと思う。ことに独り者はねえ。心当たりのある方は、せめて風邪薬に頭痛薬、整腸剤に下痢止めくらいは用意しておいた方が良いですよ。辛くて買いに行けない。

いつの間にやら10月な訳です。倒れたときに寒気がするので冬物の服と布団を引っ張り出しましたが、日中はけっこう暑いんですよね（気温は25度くらいだと思いますけど）。もうすぐ年末かい。どうするよ。

『カレイドスター』。次回から土曜日の朝７時にお引越しで仕切り直しです。終盤はこらまた綱渡りだなと思いながら、どこに着地するのかちょっと楽しみだったのですが、「とくにオチはない」というオチでした。こりゃ予想外だ。すっかり忘れてたけどシリーズ構成は吉田玲子だったのだな。前半から中盤にかけて小気味よい動画とともに見られたコミカルな描写はいっさい消えてしまい、努力と根性があればすべて無化されてしまうというお約束はベタというよりも子供だましですが、子供を相手にしてるんだからこれで良いんでしょう。中盤で人魚姫をやっていたあたりの描写はたいへん素晴らしかったので、シンプルな自己実現の物語としては、あの辺がクライマックスだったんでしょうね。私ゃ、腕が動かなくなったけれど気功で直しました!した!した!程度のベストキッド的ケレンはあるかと思ってましたよ（それもベタですか）。