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とらいあんぐるハート2(1999.11.20 wrote)

ブランド名 販売ジャニス、企画・制作アイボリー ジャンル 恋愛アドベンチャー
発売日 1999年7月30日(発売中) 進行度 100%
価格 8,800円(購入価格 6,280円 税別) プレイ時間 10時間程度
購入動機 「とらいあんぐるハート」の続編だから。
動作環境など □CD-ROM2枚組(DISK1:466MB,DISK2:635MB) □Windows95・98 □Pentium100MHz以上(推奨Pentium166MHz以上) □メモリ 24MB以上(推奨32MB以上) □ディスプレイ 640×480ドット・ハイカラー以上(フルカラー推奨) □サウンド MIDI・CD-DA・ADPCM(音声) □BGM・効果音・音声あり □フルスクリーン・ウィンドウ対応 □インストール 50MB〜450MB
ゲーム概要

とある女子寮で主人公はバイトをすることになります。『さて、あなたはどんな日々を過ごすのでしょう』って奴ですね。システム的には軽い方ですが、そのままやってるとスクリプトミスで生首が出てくるらしいのでパッチ必須(またかい)。こちらからサポートへどうぞ。あと背景切り換え時とかにミスがあるんじゃないかな。CG未登録もあと1枚(忘れた頃に修正されたらしい)。

感想

原画。何となく目が小さくなってるような気が。でも、「出てくるキャラクターの顔が皆同じに見える」ってのは改善されてない。剣持ちの娘さんが髪を下ろしたところなんて別人ですな。塗りはアニメ塗りな感じですが、十分水準以上でしょう。ジャギが目立たないのは良いですね。

シナリオ。期間設定が長い割には何だか薄い気もする。おそらくヒロイン(椎名ゆうひ:-))だと思われる方以外はいまいち。方向性としては「ハートフルラブコメディ」ってとこでしょうか。

音声。下手な方は居ませんが、たまに音声が抜けるのが惜しいです。それと方言はいい加減なものが多いような気がしましたが、私が九州に住んでいるせいかも知れません。

キャラクター。色々と出てきます。背中に羽が生えてたり猫又が出てきたり魔を討つものが出てきたりするのは良いんですが、他のゲームのキャラクターを思い出させられたりもしました。それぞれ個性があるのは良いと思います。さりげなくちびっこ率高し(そうでもないか?)。

キャラクターについて簡単にコメント。◇槇原愛:寮のオーナー。主人公の従姉妹。影が薄い。◇椎名ゆうひ:たぶんヒロイン。歌うたい。関西弁で犬属性。わん。◇神咲薫:退魔師。そこはかとなく熱血。霊剣持ち。◇陣内美緒:子供で猫又。元気。にゃんがにゃんがにゃー。◇仁村真雪:漫画家でメガネでタバコで酒好きな人。◇仁村知佳:お兄ちゃんで羽が生えてる人。ちびびと。◇岡本みなみ:バスケ少女で怪力で大食いでやっぱりちびびと。はにゃー。#あと4人ほどいるけど省略。

全体としては水準以上のものがあるとは思いますが、あちこち作りっぱなしな感じがしますね。見たところ意味のなさそうなシュミレーション画面みたいなものが残ってますが、これはきれいさっぱり無くすべきだったと思います。バグはそれほど致命的なものはなかったようですが、単純なミスのようなものが多いような。たぶん今後は改善されていくと思いますが、修正ファイルを3連発するするようなみっともないことはしないで欲しい。

オープニングとエンディングは*.aviで流れるんですが、やはり荒いですね。ここはプログラマの方に頑張って欲しかったです。特にオープニングは雰囲気が悪くないだけに残念(コンテは目黒三吉氏みたいですね)。

あと、イベントCGが少なめに感じました。メインキャラクターにあと3枚ずつほどあればだいぶ印象が違ったと思います。おまけキャラが出てくるのも良いんですが、エンディングの1枚絵くらい描いて欲しかったです。

Hシーンについて。私はあまり来るものがなかったけど、ちゃんとあります。ただ、おそらくは前作をプレイしていた方(の一部)が期待するような過度に「らぶらぶ」感を演出したHシーンではないでしょう(そう言うものである必要もないと思うし)。

個人的には前作同様100点満点で50点と言う感じですが、楽しみながらプレイできました。なにより難易度が低めだと言うのがストレスを感じさせられなくて良かったですね(第一部では従姉妹の鍵が貰えなかったりしたけど)。おそらく、恋愛系のゲームが好きな方は70点から80点は付けられるのではないでしょうか。「とらいあんぐるハート」に引き続き企画・シナリオを担当された都築真紀さんには既に固定ファンが付いてるようなので、それは凄いことですね。

総評 恋愛ADVとしては良作。キャラクターが気に入れば名作。作りは丁寧なので割と安心。
客観評価 80点 主観評価 70点
18禁度数 70点 お気に入り 椎名ゆうひ