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PC(windows)


とらいあんぐるハート(1999.11.20 wrote)

ブランド名 販売ジャニス、企画・制作アイボリー ジャンル 恋愛アドベンチャー
発売日 1998年12月18日…頃(発売中) 進行度 100%
価格 8,800円(購入価格 6,280円 税別) プレイ時間 7〜8時間
購入動機 「東京九龍」プレイ後、またフェイの声が聞きたくなったから(をぃ)。
動作環境など □CD-ROM1枚(約331MB) □Windows95・98 □Pentium以上(推奨Pentium133MHz以上) □メモリ 16MB以上(推奨32MB以上) □ディスプレイ 640×480ドット・ハイカラー以上(フルカラー推奨) □サウンド WINDOWS準拠PCM、GM規格準拠 □BGM・効果音・音声あり □フルスクリーン・ウィンドウ対応 □インストール 30MB→200MB→350MB
ゲーム概要

幼なじみが2人居る高校2年生の主人公。他に女の子が5人。男の親友とその彼女。選択肢を選んで話を進めていくタイプのゲームです。やはりLEAFの「To Heart」が引き合いに出されるところでしょうか。動作はたいへん軽いのでそれは嬉しいんですが、色々とバグってたようですのでパッチ必須。こちらからサポートへどうぞ。これは改善して欲しいですね。

感想

原画。目が大きめなのでちょっと怖いです。上手いと言うよりは「個性的だ」とか「魅力がある」と言うタイプの原画だと思います。塗りはアニメ塗り、立ち絵はいまいちでしょう。背景には実写背景を加工したものが使われているようですが、微妙に違和感があるかも。唯子が出てくるところで訳の分からない背景が出てくるところがありましたが、これってバグかな?

シナリオについて。移動画面になると女の子のアイコンが出ますのでそれを選んで、更に選択肢を選んで話を進めていくゲームですが、無難な登場人物は幼なじみ2人だけのようですね。なかなかバリエーションには富んでいますが、この話に対する好みや今までに蓄えた知識(読書量)等にかなり左右されそうな気もします。まあ、漫画的とでも言いますか、「うる星やつら」とかの世界観が今でも許容できれば大丈夫でしょう。一部かなり派手だし。

キャラはそれぞれ魅力的だろうとは思いますが、「萌えっ!」って感覚が良く分からない人にはちょっと辛いかも知れません(私はちょっと辛かったです)。自分的に意外だったのは、□リな小鳥がまるで駄目だったこと。絵的な問題もあるのかも知れないけど。結局、最初にクリアした「御剣いづみ」が一番気に入ったキャラクターでした。

キャラクターについて簡単にコメント。◇鷹城唯子:幼なじみ。でっかい。容姿端麗成績優秀らしい。◇野々村小鳥:幼なじみ。小さい。人見知り心配性世話好き。□リ。◇御剣いづみ:忍者(国家認定とは何のことやら)。ボーイッシュで真面目で一本気。◇綺堂さくら:下級生。動物好き。えらく大変なことになってる人。◇千堂瞳:おねーさん。年下の女子に人気があって無敵らしい。◇菟弓華:中国からの転校生。真面目でおとなしくてボケ。屋上にいます。◇七瀬:隠してるけど隠れてない隠しキャラ。たぶん誰か一人クリアすると出てくる(最初移動画面にアイコンが出たとき誰かと思った)。

音声。唯子凄すぎ。きっついッス。皆さん下手ではないですが、フルボイスでは無いこともあって(いつ喋るか分からない)私はもう一つかなと。たぶん、これも「萌えっ!」と転がれるかどうかが評価の分かれ目でしょう。好みとしてはここでも「御剣いづみ」ですか。

全体としては水準以上のものがあるとは思いますが、好みに合うか合わないかは置いといて100点満点の出来ではないと思います。私的には絵がちょっと苦手、萌え属性希薄と言うところで50点と言うところでしょうか。好きな方多いみたいなんですけどね。

シナリオ的にはかなり分量もあり、またキャラクターによっては意外な展開になるものもありますのでプレイして損はないと思います。ウェブ等で評判を見ていると、「ONE」を名作と評価する方、往年の管野ひろゆき氏のシナリオを評価する方、萌え属性のある方には評価が高いようにも思えますが、これも一概にカテゴライズ出来るものではないでしょうね。

総評 不具合がなければ良作、キャラクターが気に入れば名作。インパクトはかなりのもの。
客観評価 70点 主観評価 60点
18禁度数 80点 お気に入り 御剣いづみ