メーカーによる惹句は 『ナイトメア３直系最新システム ナイトメア３の４倍に達するシナリオ量 ナイトメア・ゼロの３倍を越えるグラフィック 合計２０に達する増減するコマンド そして… I'veが全てのBGM、イメージソングを制作!! 過去最高・最強のスタッフで送る、究極のナイトメア。ナイトメア4.1』。 これが全てを表しているような気がする。つまり集大成ってことですね。

マニュアルは紙切れが一枚入っているだけ、理解すべき点は 『インストール：NM41フォルダをHDDにコピー。 SAVEは幾つでも作れる、リネーム可。 SKIP:１度でも見たテキストをスキップ。 SKIP2:その回に見たテキストのみスキップ。 GMODE:回想モードに入る。 テキスト進行表は画面下に表示され、既読テキスト・未読テキストが一覧で表示。 体力・精神力のどちらかが０になると奴隷は倒れる。 奴隷調教１，２を実行すると１日経過。 右クリックでテキスト窓消去。 スペースキーでスキップ、リターンでテキスト送り。 エスケープソフトウェアは既に解散し、サークル活動は終了しています。』 と言うところで、これは分かりやすいと思います。

ぱっと見ではこれまでと全く同じシステム。主人公も含めて名前変更可・立ち絵に背景無し。キャラ３人の設定は「施設から逃げ出してきた女の子・数学教師・数学教師の娘」。但しプレイしてみると実際に各種コマンドを実行できるのはメインキャラ１人だけだと言うことが分かります。あとの２人は言ってみれば手軽にイベントが見れるオマケのようなものですが、調教時のコマンドを増やすためのトリガになっているイベントがあるのでこれは重要かも知れません。

主人公・キャラ３人のデフォルト名は「たかし・やよい・さつき・みつき」、主人公はともかくおそらく活動停止の一因となったキャラクターデザインはナデ○コのル○なんですな。あとの２人も何か元ネタがあるのかも知れないけど良く分かりません。原画・ＣＧの塗りに関しては充分に商業レベル、特に文句を付けたくなるようなところはありません。枚数的にもシチュエーションごとにイベントＣＧが用意されているので問題なし。微妙なデッサンの狂いはご愛敬か。

音楽に関しても今や飛ぶ鳥を落とす勢いのI'veが主題歌・BGMを制作しているとあって文句無し。シナリオについてはエンディングが５つしか用意されていないことから「メインキャラエンド×２（快楽・思慕）、サブキャラ×２、バッドエンド」であろうことはプレイ前から想像できますが、これは過程（による変化）を楽しむことが制作側の意図するところだろうしゲームデザインそのものだと考えられるので仕方のないところでしょう。買う方も分かって買ってるだろうしね。

基本パラメータは１２個で乱数により多少の変動有り（＋−１〜３？）、コマンドはルート６個が分岐・段階変化して合計２０、イベント数は２０となかなかの充実ぶりです。実際のゲーム画面でやることはそれなりに面倒なんですが、２，３回通してプレイしてみれば大体のコツは掴める程度に難易度は抑えられています（個人差はあるでしょうけど）。何も考えずにやってるとバッドエンドになりがちだとは思いますが、そういった遊び方でもそれなりのイベントは起こるし救済的にサブイベントも用意されているのでまあ気軽に遊べるのではないかと思います。